マンション内は「あいさつ」禁止!?

 お江戸の頃の棟割り長屋、大家と店子は親子も同然と、時代によって違いがありますが、居住区は木戸で守られ、住民同士の相互監視の習慣があり、素性の知れぬものは簡単には入り込めませんでした。

 長屋の子供は親がダメでも地域で育てられ、読み書きも教わりました。
 江戸市民には防災意識(特に火事)、衛生管理、情報交換(コミュニケーション)が根付き、古着や古紙、厠に溜まったものは農家へ肥料として運ばれリサイクルが成り立っていました。

 今と比較するとマンションでの孤独死や不衛生なゴミ屋敷(病虫害、悪臭)、騒音など生活ルールを乱す行為は少なかったと思います。
 現在の長屋は横(水平)方向に区分され独立したタウンハウスと呼ばれる住居、それを縦に延ばして共用部分を足せばマンションになりますね。
 ネットの拾い物ですが、次の記事を・・・。

 この記事のように、「マンション内では子供と挨拶することは止めましょう。」と何らかの方法でルール化したのなら子供の親、その無視された年配者、議長は残念な人たちです。
 関西でいうアホです。

 総会の「挨拶禁止」決議は当然に無効というか、集会(総会)においては、招集の通知によって「あらかじめ通知した事項のみ決議することができる。」と区分所有法37条1項に規定されています。 

 議長(理事長)は本総会の議案にないので決議はできないことを伝えなければなりません。しっかりNOと示すことができなければ、良識ある居住者はから議長の資質を問われることになるでしょう。 

 少数意見を取り上げることで「オレって先進的」と勘違いし、多数意見を下に見る不合理が世に蔓延(はびこ)っていますが、議案にない議論は決議ができないので時間のムダになります。
 コミュニケーションと言えなくても「ども」だけでも、作り笑顔でも、軽い会釈だけでも場の警戒(緊張)感を解く効果、役目があるので、挨拶こそマンション内の防犯活動に最も簡単で有効な手段だと思っています。
 不審者に居心地の悪さを感じ取らせることが重要です。

 そして、管理規約や使用細則の追加や変更は、共用部分の管理と使用に関わる事柄に限られます。
 そのため「挨拶」の賛否を議案化するのではなく、「防犯」に関しての議案化は可能です。

 挨拶については「子どもに知らない人から挨拶された場合は逃げるように指導している家庭があります。もし子供から挨拶が返ってこなくて気分を害された場合は、このような事情があることをご理解ください。」というような内容を広報するだけで間に合います。
 記事の年配者(社会のつながりが薄れた高齢者)の思う通りにいかない(支配できない・承認されない)不満のストレスを近隣へ迷惑や悪影響を及ぼすことを一般に老害と呼ばれています。www

LATEST
 ある小学校のPTA、給食時に児童たちに「いただきます。」と言わせるのは、親が給食費を払っているのにおかしいだろ、といわれ学校(校長)はそれに屈したということですが、その親たちに向かって正論で論破できないようなら教育者失格、会社なら競争力も信念も皆無の経営者として倒産しています。ww

 文中の写真はマリメッコの生地です。
 フィンランド誕生の会社で、60年も前のデザインが古く感じないのは何故でしょう。
 松尾好朗

どう防ぐ?マンション内の特殊詐欺

 「もしもし、こちら○○警察署の○○ですが、実はあなたの銀行口座が犯罪に使われている疑いがあります。」
 「えっ?」
 「至急あなたのキャッシュカードを交換しなければ、被害が広がってしまうんですよ。」
 「えー、どういうことですか?」
 「これからすぐに銀行協会の者がですね、あなたが今お使いのキャッシュカードを取りに伺いますので必ず全部渡してください。それから新しいキャッシュカードを作るのに手続きが必要ですので、今のカードの暗証番号をおっしゃってください。」
 「あ、はい、えっと番号は○○○○で、3つとも同じです。」
 「わかりました。エー繰り返します○○○○で間違いないですね。」
 「はい、そうです。すみません・・・。」
 「もうまもなく係りの者が到着しますので、このまま電話を切らずにお待ちください。」
 そんな会話があってから間髪入れず、ピンポーン・・「私、銀行協会からまいりました○○と申します。」

 私が関わっているマンション管理組合の高齢の女性が、こんな風な特殊詐欺に遭ってしまいました。
 翌日になって銀行からATMで不自然な出金があるという連絡があり、ようやく詐欺と気づきました。

Jon Carling

 警察署から3名、うち1人が防犯カメラのチェックをしたところ、携帯を手にエントランス付近をウロウロしてから入館しエレベーターで被害者の階へ、黒いパンツスーツの茶髪の若い女性と特定できました。これがいわゆる受け子でしょう。
 しかし、ATMで出金のあった時刻に防犯カメラに映っていたのは別の人物、これが出し子という役目ですね。

‘A plea for seed’

 被害者は静かに暮らすご婦人なので、警察、犯罪、銀行協会、至急、被害という言葉に緊張して、ちゃんと言われた通りにしなきゃいけないと思ってしまい相手のペースに乗せられてしまったのでしょう、そこは相手はプロです。

 少し考えれば電話を切らせないこと、ジャストタイミングでカードを受け取りにくるのはおかしいのですが、被害者に考える時間を与えず興奮状態のままにさせておくのが手口です。
 受け子、出し子を捕まえたところで、残念ですがその上の組織にたどり着く可能性は低いようです。
 鼠小僧は悪徳大名や豪商から奪った金を困窮者へばらまく義賊ですが、この特殊詐欺集団は弱者が大切にしている生活の拠り所、将来の希望までも奪い取るという悪逆非道の獣以下ですね。

 さて、マンションの管理組合で何ができるのか、対象が居住者となると自治会活動の範疇になるのですが、自己責任だとか余計なお世話と言われても、2人目の被害者は出さないようにしたいものです。

Jhon Carling

 まず固定電話は一旦留守番電話で受けて直接受けないこと、必要な場合だけ折り返し連絡することを徹底すると、冷静な判断が保てると思います。
 防犯カメラやオートロックは犯罪組織相手には役立たず、身近に被害がない中では掲示やチラシは捨てられているのが現実ですので、エレベーター内の壁などに繰り返し執拗なほどの注意喚起が必要と感じます。

Jon Carling ・Psychic friends

trend:ワールドカップが盛り上がっています。そんな中、何が気に食わないのか開催国への人権問題や環境問題、日本のサポーターが掃除することや日本の勝利そのものににいちいち絡んで否定する輩がいますね。
 他国の人権を問題を非難できる国などありません。

 自国の尺度で図ったところで複雑化するだけです。
 スポーツを斜からしか見られない、そんな輩をマスコミは取り上げないで、素直に楽しんだらという気持ちです。
  挿絵は、きっとどこかで見たと感じさせてくれるジョン・カーリングさんのイラストです。違うお題のイラストでも同じ作者とわかるような、個性の強い印象深い作品が描ける人を尊敬します。
 松尾好朗