戸建てに住んでいる場合ゴミの収集は、指定曜日の朝8時までに出すという制限がありますが、一般的なファミリーマンションの居住者は建物内や敷地内にゴミ置場があるので、比較的にゴミ出しは自由にできます。大規模マンション等の例外もありますが、その出されたゴミを指定の集積所に運ぶのは管理員、清掃員です。
ニュースではゴミ収集の作業員を新型コロナウィルス感染から守る対策や、ライフラインを支えるエッセンシャルワーカーの感染リスクを減らすため指定ホテルから通勤してもらう支援などの報道がされています。
マンション管理会社の中で感染リスクが高いのは現場の管理員、清掃員です。管理会社は「感染防止のため管理員、清掃員が休みますので、ゴミは各自で指定曜日の朝8時までに集積所へ運んでください。」と言えず、また居住者全体に伝えて協力を受けるのは不可能なので、管理員、清掃員を具体的な対策も支援もなく働かせているのが現状です。
多くの人が感染リスクを抱えて働く中、大学生からアルバイトが減った(コロナ禍)ので授業料が払えない旨の報道がありましたが、言い換えれば「時給が高くて、楽できて、きれいな仕事のアルバイトが減ったので・・・」と言っているように聞こえます。同じ年代の多くの人が職を失くし、スマホさえ持てず必死で生きていることを忘れないで欲しいと思います。ここ大田区では3Kと呼ばれる仕事はいつでも募集(今なら運送関係、小売り、流通倉庫等)しています。
対策もできないままマンション管理員から感染者が出てしまうと、管理会社は管理組合との管理委託契約継続どころではなく会社の存亡に関わってきます。
松尾