完璧は望めないマンションセキュリティー

 その民泊は、目立たない場所にありました。
 近くのフェンスにキーボックスがぶら下がっていて、暗証番号で取り出した鍵で民泊の入口ドアを開けてチェックインという流れです。
 個人経営ではスマートロックよりもキーボックスを使っていますね。
 観光地に近いエリアでは、いくつもぶら下がっている場所があり、見て気持ちの良い光景ではありません。多くは、届出のない違法(ヤミ)民泊です。
 インバウンド需要と新しいビジネスモデルとしてのルール、大騒ぎして「住宅宿泊事業法第3条第1項の届出を行って営む同法第2条第3項の住宅宿泊事業」なるものが登場(民泊新法・2018年施行)、多くのマンションが管理規約の「専有部分の用途」に禁止(又は許可)事項として加筆、施行までに臨時総会を開催し特別決議で可決と、業界は翻弄させられました。
 でもC国人にとっては「何それ?」ですので、C国人によるC国人のための民泊施設は放置されたまんまに営業を続けています。

葛飾北斎 富嶽三十六景 下目黒

 目黒の丘陵からは富士がこのように見えたのですね、鷹番の地名が学芸大学駅の辺り、目黒通り沿いに残っているように将軍家の鷹狩の場所でした。お題の下目黒は目黒川と山手通りをまたぐ目黒通りに沿った地域です。
 浮世絵の技法ですが、遠くの坂を上っている笠の人も、手前の赤ん坊をおんぶした女性も同じサイズで描き、風景は遠近法が用いられています。

 マンション仲介のオープンルーム等で、民泊と同じように不動産業者が敷地内のフェンス等にキーボックスをぶら下げ、業者の立会いなく室内等を内見させています。
 知る限り不動産の業界では、組合の許可を取らず勝手にボックスを取付け、図々しいことが美徳とする風土が確実に育まれていますね。w 
 都度、暗証番号を変更していればまだ良い方で、ある大手不動産会社では、何年間も支店で同じ暗証番号を使用していました。(そこの社員は、飲んで終電がなくなると、近くの空き物件を暗証番号で開けて宿泊していたそうです。)ww

 物件売却や賃貸が決まれば、さすがに前の鍵シリンダーを交換しますが、問題はマンションの共用エントランスに入るときのオートロック解除のキーが兼用になっているので、前の鍵や複製を持っていれば、誰でもマンションに入館できてしまうことです。
 例えば、その鍵を手に入れて「消防署の方から来ました」と、戸別の訪問営業ができてしまいますね。w

 管理組合でセキュリティー対策をしていても、業者が杜撰な鍵管理をしていては効果がありません。
 また、複製した鍵は、純正(メーカー製)なら良いのですが、安価で複製した鍵はオートロック解除盤内の精密部品を傷つけることがあり、トラブルを発生させた場合の修理費用は高額です。故障原因の特定が難しいので組合負担になります。

「東海道金谷の不二」 葛飾北斎 富嶽三十六景 今の島田市です。ここで大井川を渡ります。肩車をしたり荷物を輦台に乗せて運ぶのは大変で富士山を眺めている余裕はなかったでしょうね。

 各マンションでは、長期修繕計画が定められていると思います。その懐事情にもよりますが、すでに交換時期が到来しているオートロック設備改修等が後回しされています。
 「特に不自由している話はないからまだいいよ」とか、「インターフォンの交換と一緒にやった方が安くなんじゃない?」とか、関係する事件・事故がない限り積極的ではありません。
 オートロックであっても、宅配便の配達員は仮の姿、実は訪問先にモノを届けた後、仲間を引き入れ、突然「消防署の方から来ました。」の人に変わったりする可能性もあるわけです。ハード面だけを完ぺきにしても十分ではありません。
 受付で宅配物をすべて預かる24時間管理(監視)の場合でも、書留やウーバー等の出前や給食や介護・医療サー、一般の訪問者、引越し業者、専有部分の清掃や工事会社等は、招き入れ側がOKなら入館できますので、セキュリティーの抜け道はいくらでもあります。

 このグラフはマンション等への侵入原因です。(警視庁住まいる防犯)
 1位の「鍵をかけていない」は話になりません。2位はドア付近に隠していた鍵を使われて侵入された場合と、合い鍵を使われた(紛失や盗難)場合です。
 詰まるところオートロックがあっても侵入されるので、有効なのはワンドア・ツーロックで防衛し、在宅中はドアガード(チェーン)をかけて応対です。

遠江山中 葛飾北斎 
富嶽三十六景

刷る色でイメージが違ってきます。

 私は時々、現場で設備や建具金物の調整をすることがありますが、困るのは機器に記された文字や記号等の表記が小さ過ぎて、脚立の上から見上げる角度によっては、薄暗いか、逆光でさらに分かり辛い経験をします。
 一般の人が目に触れない場所への表記なのに、なぜ小さく遠慮してるのでしょうか?危険な場所の作業や目の疲労、天候の影響もあるので、現場の人が絶対に迷わないようにデカデカと明確な表示に改めてほしいものです。

Latest
 備蓄米放出で買い占めたお米が売れなくなることを恐れ、たたき売りがはじまりました。C国人のヤミ民泊に続いてヤミ米ですね。
 彼らは司法、法曹界にも入り込んでしまっているので、同胞が犯した罪を不起訴できてしまいます。
 警官が自身の危険を冒してまで犯人を探し出したところで、即刻放免されているので、やる気を削がれ努力をしなくなるでしょうね。
 国家体制の衰退、治安悪化のはじまりです。
 松尾好朗

マンションのセキュリティーは見直しが必要 

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 留守宅を狙うドロボーではなく、固定電話にかかってくる特殊詐欺(元祖オレオレ)でもありません。
 家にいる高齢者の現金を狙って戸別訪問し、水道の水質調査ですと宅内に上がり込み「発がん物質が見つかりました。健康被害がおきます。」と浄水器をその場で取付け法外な金額を請求したり、設備会社風の制服で訪れて、水回りの点検ですと称し「浴室の排水管が劣化してます。すぐに交換しないと大きな事故が起きますよ。」と不安をあおり、ユニットバス全部の交換工事をその場で契約させる輩が入り込みました。マンション1棟で1戸でも契約が取れれば大成功の金額になります。

ジョン・エヴァレット・ミレイ
cherry

 法律が変わったんですよ(ウソ)と排水処理施設のないマンションなのに、キッチンシンクの排水口へディスポーザーを取り付けて請求する業者もいました。
 オートロックのマンションでも、最近ではウーバーやアマゾンのような頻繁に出入りする配達業者の後についていけば容易に突破できます。
 どの家が狙われるというと、残念ながらマンションの居住者の個人情報はすでに漏れ出てしまっているようです。
 管理員の休みがいつなのか、出勤時間などが知られているのはいうまでもありません。

 何年も前から詐欺グループは、玄関周りのどこか(表札や扉、ポストなど)に小さく文字や色のシールを貼って、それを見ればどういう人が住んでいるか、前に買ったことがあるのかなどが分かるようにしていました。今はもっと巧妙になっていると思います。共用のアナログデータですね。
 もしあなたの自宅のドアや表札に「WS〇」に金色のシールが貼ってあったら=「女性・シングル・話を聞く、金持ち」の意味なので、「やこ✖」と書き換えて青シールに貼り替えておきましょう。「やくざ・こわい・ダメ・貧乏」・・・。

John Everett Millais
シャボン玉( Bubbles)1886

 居住者以外の人(不特定)を館内に招き入れる頻度が、以前より倍増した現在の流通形態、生活スタイルでは「うちはオートロックだから安心」はもう全くあてになりません。
 24時間365日、複数人が常駐して各階要所に監視カメラがある高級ホテルのようなマンションでは、訪問者や配達物などをフロントで取り次いで、居住者に案内(例外あり)ができますが、管理費が超お高くなりますね。私なんかは出入りや訪問者をいちいちチェックされては窮屈でたまりません。3日ほど外出しないと安否(生死)確認をされるかもしれませんね。
 (実際は、オプションでサービス範囲を選べるようです。)

 明らかに詐欺商法が入り込んでる場合は排除するか、その情報を館内居住者へ素早く伝える手段を確立しておく必要がありますね。

ジョン・エヴァレット・ミレイ「マリアーナ」
1851Mariana by John Everett Millais
シェイクスピアより

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 暗殺された元首相の国葬儀は、それぞれ思想信条の違いがあり賛否が分かれてよいのですが、葬儀を欠席することを得意げにソーシャルメディアで発信する女性議員たちがいます。元首相の病臥をツィートでさらして喜ぶ女性議員もいましたね。
 人の病や死に対してイキって目立ちたがるのは、軽佻浮薄で人としての品性を欠いていますね、遺族への配慮や儀礼を尊ぶ気持ちを持ってほしいと思います。
 大阪弁だと「エエとしこいてアホなことしんとき」といいます。

 国葬といってもセレモニーだけで、実際は外国からの参列者との面会、会合や交流、顔合わせの場になるでしょう。
 欠席議員さん達は先日、「ネクストキャビネット(次期政権内閣)」を発表して政権担当能力をアピールされていましたが、来日した外国の要人へ顔を売るチャンスを自ら逃している気がします。
 ジェンダー平等から、日本は国会の女性議員が少ないからダメとされていますが、上記のような女性議員のコピーがゾロゾロ湧いてきても・・・良い人もいると期待しています^_^;。

初めての説教(my_first_sermon)
1863年
2度目の説教(my_second_sermon)

 挿絵について:英国のジョン・エバレット・ミレイ(ラファエル前派)は少年期から抜群の才能を認められ、風景画も人物肖像画も卓越した技術、想像力を持った画家ですが、赤いマントの少女を描いた「初めての説教」の人気がでてしまい少女(子供)画家として有名になってしまいました。「シャボン玉」がゆらゆら頭上に漂う絵のモデルは彼の孫です。石鹸の広告に採用され、英ではポピュラーな存在です。
 彼の絵は以前「悪意なき悪意」の挿絵(オフェーリア)で紹介しています。
松尾好朗