アルコールに寛容な社会

 夕刻、上空のヘリコプターがバリバリ爆音を鳴らしていました。
 大森駅北口の上りエスカレーターで酔漢が落下、下にいた男女は軽傷との報道がありました。巻き添えになった男女にとっては迷惑な話です。
 こんな事故でも新聞社はヘリを飛ばすんですね、ヘリの撮った写真は駅舎の上空写真でしたが、このグーグルマップの写真の方がよくわかる気がしました。ww

 土曜日の夜、駅近のAマンション玄関前の歩道へ酔客が吐瀉物をやらかしました。
 明けて日曜日の朝、居住者の一人は「管理員は何やってんだ、すぐに呼べよ」(休日だし敷地外だしww)と、日曜日に管理員が不在だったことが不満だったようです。

 他人のゲロの始末のために、管理員は日曜日に朝から自宅待機しているわけありません。
 こんなんなら管理会社変えるぞ・・・は今時は通用しませんというか管理会社から遠慮されますね。www
 管理会社に委託しているなら、その緊急センター等に連絡すれば、別動隊(専門業者=この場合は清掃会社)が処理に来るでしょう。但し、緊急対応費はソコソコの値段がします。ww
 日本社会はこのような酔客の置き土産、アルコール関係には寛容です。気持ち悪くなったんだから仕方ないよね、いいえこれは公道でも私有地であっても、汚損して放置、自首せずに逃亡した立派な犯罪です。これって、解体工事の産廃を山に捨て、迷惑をかけたクルド人と何ら変わりありません。www

 「大田区まちづくり推進部 建築調整課 住宅政策担当」から、このAマンション管理組合宛に封書が届きました。
 「大田区の分譲マンションに関するお知らせ」と題し適正管理の必要性、マンション管理状況届出制度、マンション管理計画認定制度、マンションセミナー交流会の紹介のほか、東京都マンション管理士会大田支部(以下、士会大田支部)の相談会や訪問制度が開催(区の税)しているという内容です。

グラジオラスとエゾ菊を活けた花瓶

 私たちの「大田区マンション管理士会」と上記の「士会大田支部」とは、全く異なる会(組織・団体)で交流もありません。これはよく聞かれます。
 私たちは大田区への貢献を厭いませんが、区主催または後援する相談会等には参加していません(依頼されていません)。区役所関連の開催となると、相談者へ「教科書通りの正しく当たり前なことしか・・・」言い換えると、マニュアルの範囲を超えた助言はできにくくなります。その辺り「士会大田支部」に限らず公の名称を背負っての助言等、もどかしい思いで苦労されているとお察しいたします。

二人の人物がいる農家

 つまり相手の環境や目的に合わせた場合の法の抜け道(合法)や修繕工事の業者を選ぶ方法、公の各制度の長短所、他の組合の実例、組合ごとにふさわしい手段を助言したくても、もし区に迷惑がかかる可能性があれば当たり前なことを助言するに留まってしまいます。

 幾度か大田区ではない自治体から、マンションに関わるアンケート調査や分析の依頼を受けたことがありましたが、地の利が無い作業はメリットが少ないと考え、お断りをしています。
 管理士会の紹介記事を掲載する場合も、有料の場合はお断りしています。
 但し、会員はいつでも募集しています。

Latest:
 以前、香港を旅行した時、工事現場の足場が竹だったことに驚きました。
 11/26に起きた香港の高層ビル火災は、足場の竹や防護ネットが燃えて上階へと報道がありましたが、それだけが原因では無いようです。
 少なくとも足場でタバコを黙認している等は言語道断です。
 今後の報道を待つことにしますが、いつもの隠蔽はやめてほしいですね。

 挿絵は上野で開催中のゴッホ展(家族がつないだ画家の夢)のポスターと印象に残った2作品です。
 ゴッホが描き残した作品(スケッチ含む)は2,100点ありますが、ゴッホが存命中に売れたのは知人が購入した(してもらった)1枚だけでした。でも弟のテオは兄の才能を信じ、その後、作品を妻のヨーさんへ託し、数多くの作品展を開催して世に広め、どんどんと価値を高めて行きました。
 ゴッホが世界で愛される画家になったのは、ヨーさんの才覚があったからと言えます。
松尾 好朗

マンション管理員の歩き方

 この季節になると若い頃のアルバイトを思い出します。
 12/25の閉店直後、ショッピングセンターでクリスマスのディスプレーを急いで撤去して、正月用の飾り付けを26日の10時開店前に終わらせる仕事を寒い中、大汗かいて作業していました。
 完成が近づき形が見えてきた段階で、この台の角度を変えたら商品がもっと見やすいのでは?照明の向きを変えたら遠くからも目立つのでは?等とアイデアを出し合うというエネルギーがあり、今と違って現場を任される監督の裁量幅が広く、クライアントの度量も大きかったと感じます。

 現在は両者ともにサラリーマン化して余計なことはやらない印象ですね。採算よりもよいものというクリエーターの精神は求められない時代なのかもしれません。

 本年も様々なところでのご協力をいただきありがとうございました。相談会に来られた皆様も、その後の進め方やわからないことがありましたら遠慮なくご連絡下さい。

リチャード・サボイ 1959~
モントリオールの冬の風景

 さて、街では様々なマンションの管理員さんを見かけます。
 見た目も健康で明るく頼りになる存在であって欲しいですね、反対に不潔で陰気、無愛想では困ります。www
 また、以前にも書きましたが、ダサい管理員のユニフォームが多いので、当管理会社はセンスがありませんと社会へ向けて発信しているようで残念です。
 管理員の仕事範囲は契約内容によって違ってきますが、理想を言うと、気持ちの良い挨拶で居住者や訪問者は元気をもらい、怪しい人間の侵入を許さず防犯に努め、マンションの内外環境をいつも整え清潔を保ち、時に居住者からの相談を受け、子供や高齢者を見守り、建物や設備機器等の異変を素早く察知して適正な処理を行い安全を保ち、英会話の対応ができ、存在しているだけでも安心感を与えられる存在であって欲しいというところですが、実際はこんな人はめったにいませんよね。ww

リチャード・サボイ

 管理員の雇用主は管理会社という場合が多いのですが、マンション担当が頻繁に現場に来なくても、現場での問題点への的確な対応と、その正確なレポートを残し、管理組合と管理会社の意思疎通の補助ができる人物ならいうことなしです。

 定年退職してから管理員として職に就くというケースが多いため、高齢になると、生気も精気も失せてくるのは、ある程度許容しなくてはなりませんが、マンション館内や敷地周辺をトボトボしおれた姿勢で歩いたり、辛そうに階段の上り下りをしていたりすると、居住者の方が気を遣ってしまうこともあるわけですね。
 管理会社によっては、管理員へ福祉・介護関係の資格取得を奨励していることがありますが、当の管理員が要介護では格好がつきません。555

 タイトルの「マンション管理員の歩き方」とは文字通り管理員の動作のことです。
 今の時代、ジジババを安い賃金で使ってやろうという考えが少しでも残っているなら、良い人材は絶対に見つかりませんね、管理組合は管理会社が提案する管理員の7~8時間勤務という設定を受け入れていませんか?
 高齢者に日常清掃を含めた長時間労働は無理です。特に小中規模のマンションでは、管理会社が適正な拘束時間の設定と地域の適正価格を提示して、組合員の理解を得ることが必要でしょう。 

 管理員に関わる経費は管理会社の売り上げの大きな部分ですが、昔のようにピンハネ商売は難しい時代であることは理解できているはずです。

 マンションへ来訪の際、窓口で管理員から感じのよい対応、玄関や廊下、ゴミ置場や駐輪場、共用部分の行き届いた清掃、整頓、整備されている印象は資産価値に直結します。

リチャード・サボイ

 本日ご紹介する画家は、珍しくカナダ生まれの画家リチャード・サボイです。モントリオールの冬景色を多く描いています。
 北海道の緯度が高い北部も同じで、冬の夜は長く終日0℃を超えない日が続きます。 
 吹雪いてなければこの絵画のように、人工の灯が長い夜の街を暖かく煌びやかに変えてくれます。
 英仏からの移民が土地を侵略し、先住民を駆逐したこの国の歴史はまだ浅く、この画家はその中の暮らしに美しさを見出して、伝統的な技法により今の時代を素直に表現しています。

Latest
 外国籍である明らかな犯罪者を、何故か不起訴にしたというニュースを毎日のように聞かされ、それらを不安に感じている人が多いのではないでしょうか。 
 すでに外国人や帰化人が政府中枢、司法、教育、メディア関係に入り込み、着々と国民の意識を掌握しようとする活動を行っているように見えます。
 メディアは何度も意識操作、印象操作を繰り返し、教育現場では幼いときから自虐史観を植え付け洗脳し、国民の抵抗意識を破壊させているように思えます。
 放置していると、日本人を拉致した国の帰化人に、日本人が裁かれるという狂った国になるかもしれません。怖っ!

 以前、マンションが外国人に事実上乗っ取られ、管理が制御不能のため資産価値がなくなり売却もできない不良物件になったことを書きましたが、早めに対策しておかないと区市町村単位では乗っ取りを許し破壊するのは簡単だと思います。
松尾好朗


管理員の壁

 「おおた区報・区民のひろば」5/1号
  相談会「マンション管理全般のご相談」の案内が掲載されました。
   日時:5月29日(日)午後2時~4時 
   場所:エセナ大田


 午後2時頃、商業地域に建つAマンションの管理緊急センターへ、隣接するBマンションの居住者(女性)から、「Aマンションの屋上に携帯電話を落としたので至急屋上の鍵を貸して欲しい。」と連絡がありました。
 屋上へ上がるには脚立からタラップに移るという危険な動作が伴うため、鍵だけを貸すことはできません。Aマンションの担当は別件を対応中、管理員はすでに勤務終了し帰宅、警備会社は契約外の業務になるため対応は午後6時以降で約2万円の費用が発生するということでした。

木の葉に埋もれたはしご 1892年(L’échelle dans le feuillage)denis_feuillage

 担当はまもなく雨天になる情報を得たため、その落とした携帯電話が雨水で使用不能になること、さらに警備会社からは出動費2万円の請求が来ることは避けたく、また近隣との良好な関係維持のため、一度帰宅した管理員へ対応依頼したところ快諾、雨が降る前に管理員から落とし主本人へ渡すことができました。

 A、Bマンションは隣接しているもののバルコニーから普通に携帯電話を落としてもAマンションの屋上には届きません。

 この真相は母親(連絡主)が携帯ばかりをいじって息子(幼児)のことをかまってやらないため、その息子が怒って母親の携帯をバルコニーから投げ捨て隣接するAマンションの屋上に乗っかったのでした。ここまでは「母親はちゃんと子供の顔を見て話しなさいよ」という現代の象徴的な事件ということで以前に紹介したことがあります。

天国 (Le Paradis) 1912年denis_paradis
日本の絵画では俯瞰図は珍しくありませんが、アジサイの咲く庭に多くの天使と子供たちが遊んでいる作品です。想像の俯瞰図ではなく、別荘の2階から描かれました。


 この続きがあります。担当はその母親へ、管理員に無理を聞いてもらったことを説明しておいたのですが、その母親から管理員へお礼と渡された紙袋には香りの強いお茶のティーバッグが数個バラで入っていました。勝手な推測ですが、アジア旅行等でお土産を買った(もらった)けど美味しくない、でも捨てずにおいたのが残っている。管理員へのお礼ならこれでいいだろうという判断ではないでしょうか?高価なものでなくても、せめて新品を贈るべきではと感じますね。
 以前このブログでも、旅行先のホテルバスルームにあるシャンプーリンス等の小袋セットを使わずに持ち帰ったのにウチじゃこんなもん使わないからと管理員へのお土産にした役員を紹介したことがありますがこれも同じです。 

ミューズたち 1893年 denis_muses

 お客様との信頼関係を築くためといって、管理員が一生懸命、誠心誠意居住者のために尽くしても、無意識であってもこのような偏見、差別を示されるたびに高い壁がある気がします。

 このモーリス・ドニ(仏/ノルマンディー)の作品には斬新さの中にも古典的な哲学、宗教性を感じさせます。美術は精神性を創造する唯一の手段であると主張しています。


 ゴーギャンの作品に魅了され、また日本美術の中にある調和を見出し、定型化された構成と装飾性に進化します。
 
松尾好朗

管理スタイルを変えるとき

 東京23区にも大雪警報が出されました。
 昨日、築古ながらもキッチリ管理された500戸超えの大規模マンションを訪問してまいりました。

 日勤の管理員1名、清掃スタッフの外に、日替わりで管理会社の担当者(フロント)、建物設備担当者、組合会計担当者等々が順々に管理サポートする中の1名として、今後月に2~3回だけですが、現場対応と理事会(必要な場合)に参加させていただくことになりました。

歌川国芳「東都名所 洲崎初日出の図」
大勢の人が海岸沿いで歓声を上げているのが小さく見えます。

 知る限り他のマンションでは例がなく、新しい管理のスタイルだと思います。管理員1名ですべての対応はできない場合でも、様々な専門分野を持つスタッフが定期的にサポートできれば理想形であり、管理員も作業に追われることがなく全体を把握できると考えます。
 ここまで大規模なマンションに入館することも初めてです。夜景の迫力は圧倒されるものがありました。

歌川広重「江戸名所 洲崎はつ日の出」

 
 こちらで体得した情報その他が、各方面で役に立つようなことがあれば、当ブログでも提供したいと考えています。
 もし訪問が今日だったら、雪かきおじさんとしてカチカチに凍っていたと思います。ww

 もう6日になりましたが、皆様本年も宜しくお願い致します。
 おめでたい絵の代表、日の出がテーマの版画を挿絵にしました。

歌川国貞 二見浦曙の図

 この風景のあるところ、私が中学生の修学旅行で初めて訪れました。学校へお土産を事前注文をして名物赤福とショウガ板を旅行解散時に渡されたことを覚えています。自分の小遣いで買った土産は竹笛1本だけでした。
 数年前にも訪れる機会があり、夫婦の岩とその距離が絶妙の美しいバランスながらも、中学生の時の記憶よりも意外と小ぶりだったなという印象でした。
 明治皇太后が神宮参拝の折に名物の赤福を召される際、それまで黒砂糖を使っていた赤福を白砂糖に切り替えた結果、好評をいただいたことで今の赤福の味へと繋がっているようです。2007年の食品偽装事件も乗り越えて赤福は元気です。
 名物の伊勢エビや真珠にはずーっと縁がありません。(ついでに松坂牛も)
松尾好朗

笑えない事故

 認知症の高齢者が京阪線の線路に入りこみ、電車を止めてしまった事故がありました。(4/25の報道)
 以前、あるマンションの管理員の奥さんから、主人は時々認知の症状が出るので退職するとの連絡をいただきました。新しい管理員と引継ぎも終わり2ヶ月ほど経った頃、その元管理員がひょっこりと「出勤」してきたのです。現管理員がよくできた人で、少しの会話の中で状況を察し、元管理員の心を傷つけないように引き取ってもらったことがありました。その後も何度か出勤され、奥さんが追っかけて来られた日もあったようです。
 管理会社は、簡単な雇用(労働)契約、や業務委託契約により管理員を現場に派遣しています。認知症に限らず、仕事に支障がある可能性がある持病、病歴を隠して契約するのは「健康状態」の詐称になります。雇用側が健康診断書と保証人2名とか、卒業証明書とか、第2次面接の日時等と色々要求しているうちに、他の管理会社に先に採用されてしまい、良い人材に逃げられてしまうことがあるため、短時間でも会話を通してその人の雰囲気、歩き方等を総合して判断し、面接だけで即決(内定)することもあります。また、現管理員が急な入院等で、すぐに働いて欲しいというケースが多いという理由もあり、健康状態を細かく聞き取りできてないのが現状だと思います。
 

 病気を知らず本人がケガをしたり、トラブルの原因を作った後では、雇用側が「知りませんでした。」では済まないので、試用期間中にコミュニケーションをよくして体調のことを聞き出すのがよいと思います。人によっては大病をしたことを自慢気に話すこともありますね。ある日、管理員が屋上で倒れていたなど想像したくありません。

 別のマンションの役員から、以前なら挨拶を普通にしていた方なのに、明らかに認知症状では?という一人暮らしの高齢者が数名居住されているという情報について、管理組合で何かできることはないのか、今話し合っています。それぞれの家庭の事情やプライバシーの問題もあると思いますが、万が一の対応、連絡、定期的な見守りは必要だと思います。さらに期日限定ではなく、持続することが重要になります。
松尾

マンション管理員から感染者が出るまでは?

Alexander Girard
Dolls Little Devil

 戸建てに住んでいる場合ゴミの収集は、指定曜日の朝8時までに出すという制限がありますが、一般的なファミリーマンションの居住者は建物内や敷地内にゴミ置場があるので、比較的にゴミ出しは自由にできます。大規模マンション等の例外もありますが、その出されたゴミを指定の集積所に運ぶのは管理員、清掃員です。
 ニュースではゴミ収集の作業員を新型コロナウィルス感染から守る対策や、ライフラインを支えるエッセンシャルワーカーの感染リスクを減らすため指定ホテルから通勤してもらう支援などの報道がされています。
 マンション管理会社の中で感染リスクが高いのは現場の管理員、清掃員です。管理会社は「感染防止のため管理員、清掃員が休みますので、ゴミは各自で指定曜日の朝8時までに集積所へ運んでください。」と言えず、また居住者全体に伝えて協力を受けるのは不可能なので、管理員、清掃員を具体的な対策も支援もなく働かせているのが現状です。

 多くの人が感染リスクを抱えて働く中、大学生からアルバイトが減った(コロナ禍)ので授業料が払えない旨の報道がありましたが、言い換えれば「時給が高くて、楽できて、きれいな仕事のアルバイトが減ったので・・・」と言っているように聞こえます。同じ年代の多くの人が職を失くし、スマホさえ持てず必死で生きていることを忘れないで欲しいと思います。ここ大田区では3Kと呼ばれる仕事はいつでも募集(今なら運送関係、小売り、流通倉庫等)しています。

 対策もできないままマンション管理員から感染者が出てしまうと、管理会社は管理組合との管理委託契約継続どころではなく会社の存亡に関わってきます。
松尾