不動産業界でマンションの専門家と呼ばれている先生がテレビでマンション管理について話していました。
話は平凡な内容でしたが、司会者の自主管理とはどういうものですか?との質問に対してこの先生が答えたのは、「メリットは管理費が安く住民同士に共助精神、連帯意識が強い。デメリットは、清掃やゴミ捨て当番が回ってくる。休みの日には住民同士で植木の世話やペンキ塗りをしなくてはならない。
そのため不動産としての資産価値は低く、購入はお薦めできない。」・・・?
これはいつ頃の日本の話でしょうか?戦前の隣組?

私は自主管理マンションのアドバイザーをさせていただいていますが、この先生の言うようなことは何ひとつなく、管理会社を通さないだけで、点検や清掃、修繕工事等は専門業者へ分離発注しています。つまり管理会社へ全部委託しているマンションと基本的に変わらず、清掃も行き届いています。
違うところは、理事会がビジョンを持ち、無駄を省いているところです。その分、修繕積立金は一定以上確保できています。
このような古い固定観念を持つ先生をマンションの専門家として登場させているメディアが不勉強ですね、自主管理を自治会や町内会と勘違いされてるのでしょうか?
残念なことにマンション管理士という制度、職業があることの紹介もありませんでした。
このイラストは、67年前に描かれています。どこにでもいるような紳士が浮遊(あるいは落下か上昇)しています。固定観念を軽々と飛び越えているところが素敵です。見る人をシュールレアリスムの世界に最もたやすく連れていける画家と思っています。
松尾
