最近の管理組合からの相談にフロントの対応力の問題がありました。
マンションの窓口担当であるフロントは管理業務主任者という国家資格が必要な職種で、管理全般に精通し、総会や理事会の準備、進行などを担うのも仕事の範囲に入ります。(組合により違いがあります。)
フロントにはマンションにトラブルが発生した時の現場対応や、計画工事の調査などの現地作業もあります。

しかし、一部ですが大手のマンション管理会社では、フロントが現場に向かうことはほとんどなく、指定の下請け会社が孫請け業者へ指示、組合宛ての報告書はメーカーなどが現場で写真を撮って作成しています。
伝言ゲームの結果のような正確性に欠ける報告内容や、ムダな時間経過、復旧工事は中間業者のマージンのため費用も比較的高額になりがちです。
二流商社やブローカーのように、業者を動かすだけで仕事をした気分になっている一部の大手管理会社のフロントは、組合員に対しても自分が元請けである立場を忘れていることがあります。
組合から指摘されると「指示したのに業者がやってなかったんです。すぐやらせます。」とか「管理員が業者に伝え忘れたようです。」など、自分は悪くないような言葉が出てしまっています。
このような悪い習慣から抜けられないのなら、管理組合は大手の管理会社へ委託する意味はありません。
それでもどうしても大手のブランドが好きなら別ですが。(笑)
机上で迷ってるなら現場に立ってみること。これはどの業界でも共通している言葉と思います。
フロントは現場に通い、誰よりも現場をよく知っている立場にならないと、組合へ良いアイデア提供はできないはずです。
松尾
