カラス被害よりゴミは人害・・・

 大田区は「令和7年度 保存版 資源とごみの分け方・出し方」の冊子を2月末に全戸へ配りました。よくできていると思います。

 大きな改善点がありましたが、それは何でしょうか?・・・答えは、マンション管理室ポストへもこの冊子が投函されたことです。
 2024/10/4の区報、プラスチック分別回収(以下プラ回収)が4月から始まるという特集号は、区民へは配られたのですが、直接関係のある管理室(ポスト)へは配られず、広報の目的が果たされていませんでした。しかし、即時改良したのは役所らしくない出来事です。ww

雨空の干し草の山、1890年7月

 以前ここにも書きましたが、プラ回収の曜日が増えたことによる人員やその経費負担等で現場は混乱しています。本来は製造側とサービスの受益者の責任と負担で回収すべきところ、弱い立場の人が犠牲になり、作業を単純に増やされその経費は知らんぷり、末端へしわ寄せ行政です。
 「プラ回収に協力しません。」という選択をするマンションも出てくるでしょう。薄っぺらい「地球環境がぁー」よりも、管理員の生活の方が大切です。
 

Van Gogh Ebene bei Auvers mit Regenwolken
オーヴェル近くの平野、1890年7月

 タイトルの「カラス被害よりゴミは人害・・・」ですが、区が貸出す「カラス除けネット」を集積所の可燃ゴミに被せてしまうことで、ゴミ収集車が到着するまでの間、カラスの食い荒らしや悪戯から守るためのもので、効果は確かにあります。但し、1枚しか貸し出しがないので、中規模マンション以上ではでは全くサイズ(3m×4m)が足りずカラスの味方をしています。w

 マンション居住者に限らず出勤ついでの近隣住民が集積所へ持参した場合は、そのカラス除けネットを捲り、自分のゴミを中に放り込みネットを元通りに戻さないことが多く、賢くて視力の良いカラスは高いところからその行動をガッツポーズをして見ています。
 バサッと舞い降りてきて、隙間にくちばしを入れて中身を引き摺り出すと、あっという間に何羽も集まってきて食料の争奪戦が始まります。
 つまり、カラス被害の原因を作っているのは人なので人害です。

 カラスといえば、映画ファンならヒッチコックの「鳥」を、そしてゴッホ好きならこれ「カラスのいる麦畑」です。
 雷雲の下、強風になびく麦のざわめき、たくさんのカラスが風にあおられ不安げに騒ぐ鳴声が聞こえてきそうです。
 彼が亡くなる年に描かれましたが遺作ではありません。しかし、このカラスが舞う3作品から漂うのは不安と寂寥感です。

Vincent van Gogh(1853-1890)
Wheat Field with Crows(1890)

Latest  広報東京都(2025年3月1日発行)より
 都は2030年までにカーボンハーフ(温室効果ガス排出半減)の取り組みの中で、2025年4月から太陽光パネル設置を「都内実績年間2万㎡以上のハウスメーカー等」住宅の新築時に事業者へ義務付けしました。
「設置費用は補助制度により通常は約8年間で回収ができます。」とありますが、メンテナンスをしていても15~20年で総入れ替えになるとすれば、処分費用を含めて次世代の住民にとっては負の遺産に、また「屋根から煙が出てますよ」てことにならないように願いたいですね。
松尾好朗
 

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