迷惑系アーティスト

 Aマンション道路に面して設置されているパットマウント(地上用の変圧器)扉全面にスプレーで落書きをされてしまいました。英文字らしいのですが読めません。建造物損壊罪にあたります。朝になって気づいたので夜間に行われたのでしょう。
 犯人は、自分は本当はすごいんだぞという歪んだ自己顕示欲と征服欲を満たし、犯罪を背負ってるスリルが快感なのでしょうか?
 落書きをする人の心理は様々ですが、人のいない夜間に行動するところが大物ではないことを証明しています。暴走族が一人では行動できないのも共通していますね。

Shop Until You Drop by Banksy

 文化財に自分の名をナイフで彫る心理、何らかの環境の変化による到達感の興奮の中、未知な世界への不安、恐怖から逃れたい行動、犬を初めての場所に連れて行くとあちこちに縄張りを示すマーキングをしますが、これも本能から来る行動で、温泉の大浴場やプールの中に小便をしてしまう子供も同じで、幼い承認欲求の行動です。
 SNS上では、匿名でないと誹謗中傷を投じられない人もこの小便小僧と同じレベルと思います。

 落書きを放置したままだと「ウチは管理ができてないマンションですよ」と世間に示しているようなものなので、早急に塗装工事が入り見事ピカピカの新品のようになりました。保険が下りるようです。(施設賠償・汚損破損)

「バンクシーと知らず、清掃員が新作を消去」というニュースのタイトルに悪意を感じます。たとえ清掃員がバンクシーを知っていても落書きを消去するのが仕事であり、バンクシーも明らかにすぐに消される場所を自ら選んでいます。
 バンクシー独特の表現は、イラストを描いたその場所とその時の世界情勢、現象を愛と風刺を含んだ彼の思想に加え、世間の反応がセットになって価値が生まれています。

東京2003 by Banksy

 バンクシー自身も、形に残っている作品はただの落書きと認めていることでしょう。今回、地下鉄車内に描かれたのは「If you don’t mask – you don’t get. マスクをせよ、さらば与えられん」という題であることから、そもそも作品を消さなかった場合は見学する人で車内が密になってしまうので、それは彼が最も望んでいないことだと思います。後日、ウエブで公開されました。https://www.instagram.com/p/CCn800cFIbe/
 バンクシーは犯罪者であっても鼠小僧のようなところがあり愛される存在ですが、世界レベルでは認知されているとは言えません。
 バンクシー作品の価格だけで評価し、清掃員を無知であるように扱う各社の報道記者の薄っぺらさを感じます。
松尾