ゴミ処分場は負け組の象徴なのか?

 民放の人気ドラマで、社内抗争に敗れた男が作業着姿でゴミ最終処分場らしき場所に立ち「俺はこんなところで働くような男じゃないのだっ!」と叫んでいました。
 落ちぶれた負け組感を演出したかったのでしょうが、「こんなところ」にいる職員(地方公務員)への転職は簡単ではないと思うのですが。(笑)
 また、最終処分場は民間委託の仕事が多いのですが、大型特殊自動車の免許ぐらいは持っていないと民間でも採用は望めません。
 別のドラマでも、ある年配女性が「いざとなったら掃除人夫でもなんでもやる覚悟はあるわよ」とのセリフがありましたが、実際の求人では最低賃金が上がり続けていることもあり、即戦力で経験者を優遇するため、いざとなってしまってからの高齢者の採用は難しいんでしょうね。

Caspar David Friedrich

 作家や脚本家の頭の中には、負け組が働けるのはゴミ拾いのようなキタナイ仕事に違いないという認識なのかもしれません。
 差別だポリコレだとすぐに大騒ぎするのが好きな業界の割には、あまりに時代錯誤だと思います。 
 ホームドラマを楽しんでいる子供の親が清掃関係で働いていることもあると思います。そんな子供の気持ちを考えられないのか、さすがに民放と言われても仕方ないですね。

 ウチのマンションでは、たとえ一日だけでもゴミ収集に来れない日があれば、ゴミ置き場はパンクします。
 パリで清掃員のストライキがあった時、あっという間に街にゴミが溢れたというニュースがありました。日本で真夏にストがあればハエやネズミが大繁殖、悪臭が漂いオモテナシどころではなくなりますね。
 コロナ禍の終息が見えない今、ゴミ収集車で走っているエッセンシャルワーカーと呼ばれる職員に感謝します。
松尾


 

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