分譲マンションの設計が手探りだった時代、東京オリンピックの年に竣工(1964年)したマンションの設計図書を見る機会がありました。
現在は個性薄い系のタワーマンションに建て替えられています。
当時は先例がないためか、共用部分では欧米サイズをそのまま採用したような余裕のある空間が見られます。バリアフリーではないものの、段差を利用して天井を高く感じさせるラウンジや、異空間として茶室が配されています。
電話交換室があって交換手が各部屋につないでいた時代だったようです。
上層階には植樹がされた空間やゴルフ練習場があり、セントラル給湯、冷暖房が共用部分、専有部分へ供給されていました。♪ 水道完備ガス見込み~ ♪といった時代に、画期的だったでしょうね。
当時のパンフレットを見ると居住者へのサービスとして、ホテルならポーター、駅の赤帽のような役目をする法被をまとったスタッフ常駐して、車やタクシーを降りた後など、荷物を部屋まで運んだり雑用を手伝いますとありました。チップが必要だったかどうかわかりませんが平和な光景です。(笑)

ヨハネス・フェルメール 1667年
婦人と召使
住込み管理員が居住者から管理費他の集金業務や出納管理を担い、年間行事や居住者名簿の管理、館内のトラブル対応から給湯(重油)、空調管理など広範囲で、現在よりずっとプライドと責任をもって仕事ができていたのだろうと想像してしまいます。
また販売当時は、他の居住者への迷惑をもたらす恐れがあるからとして、芸能人と政治家へは販売しなかったということです。

ジャン・シメオン・シャルダン1739年

ジャン・シメオン・シャルダン
1733年
専有部には、「応接間」や「客間」という呼称の部屋と「便所」が2か所あることもあり、当時の訪問客が多い生活様式が想像されます。また、今や絶滅した「女中部屋」という部屋も存在していました。今だとスタッフルームかメイドルームということですね。
現在、メイドといえばコスプレの世界で衣装とポリシーだけが生き残っています。
同じ流れのメイド喫茶、猫カフェ、フクロウカフェなどは、反社組織の経営が多く、感染防止の中でインバウンドが見込めなくなった後は、持続金や協力金を得て猫とフクロウに給与を払っているのでしょうか。
おうち時間が増えた影響でペットを飼う人が増えましたが、元々ペットショップの経営は反社の経営が非常に多く、ペットを玩具にしか思わない子供(と、そう育った親)は彼らの良きお客様(資金源)です。

1651年
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今日は、メイド、女中、家政婦、洗濯女、お手伝いさんが登場する絵画を集めてみました。

牛乳を注ぐ女 1658
今日、陸上の山縣亮太が100Mで日本新記録を出しました。新型ウィルス感染防止の環境で、努力して結果を出したアスリートの存在は、オリンピック開催の是非にも影響を与えると思います。
オリンピックは開催前日でも途中でも、中止するのは簡単です。そのため準備は完璧に整えておきべきであって、今、中止ムードが広がるとオリンピック開催というタガが外れて、目標が見えなくなり、どうでもいいやムードが蔓延し、平行してウィルス感染の拡大もダラダラ続くと思います。
松尾好朗




モディリアーニ
