胡蝶の響きの今昔

 2021年もお付き合いありがとうございます。
 マンションの管理会社は、管理組合の積立額が少なく、または借入金が残っていて、値上げ提案も承認されないどころか、管理委託費の減額を要求され、管理組合の役員等から無理難題を背負わされ、手間ばかりかかる物件は、今後差引するとマイナスになると判断して、管理会社の方から解約するという傾向が昨年は顕著に見られました。
 あるワンマン理事長は管理会社のフロント(物件担当者)を召使のように扱い、結果は何人ものフロントが心の病や転職等で次々と辞めてしまい、管理会社はお金と時間をかけて募集して育てた人材を多く失うことになりました。
 我々の間ではウ〇コ物件と呼ぶこのような物件は、誰も引き受けずに何も知らない新人に担当が回され、そしてつぶされて行きます。
 以前も同じことを書きましたが、管理会社がマンションの棟数、戸数を競い合うのは意味がなく、よい管理会社とはマンションに合わせて上質で効率の良い管理ができることで、それが適正価格となり顧客の満足につながると思っています。 

1953年<聖牛>

 丑年なので奥村土牛(とぎゅう)1889-1990をご紹介します。
 印度から善光寺に迎えられた聖牛を描きました。胡粉(ごふん)を何回も塗り重ねた微妙に深みのある画風です。胡粉:風化させた蛤の貝殻を焼いて粉末にした白の顔料ですが、現在は代用品が多くあります。

 胡は時代によって違いますが、中華から見てあっちの方(西方ですが西戎と蔑んでます。)、ペルシャの民族文化を指しているものと思われます。
 弦楽器の胡弓をはじめ、胡瓜、胡椒、胡桃、胡麻(キュウリ、コショウ、クルミ、ゴマ)、胡坐(あぐら)、胡蝶の夢、胡蝶の舞、とたくさんありますね。

哺乳類ウシ目 ラクダ科ラクダ属 Camelus
胡蝶の紋所(藤胡蝶)

 胡の文字には、遠くシルクロードに思いをはせてしまいます。
 もらった後がちょっと扱いに困る胡蝶蘭というエキゾチックな花がありますが、現代人は胡蝶といえば「胡蝶しのぶ」と「胡蝶カナエ」を連想するようです。鬼滅の刃の登場人物らしいですが、私には解説できません。

 話は脱線しますが、よく知られている「ペルシャの市場にて」という曲が、私の中学校の昼休み時間にいつも流されていました。
 短い曲ですが、ラクダの商隊の到着と出発の場面に物乞いの歌声が2回出てきます。そのメロディーに合わせて「電信柱が屁をこいた。」と男子はお弁当を食べながら大きな声で歌っていたことを思い出しました。全員アホですね。(大笑)
 昔の田舎の中学生の風景でした。
松尾

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