昔々のこと、英仏海峡をフェリーで渡り、小さな港町に上陸したのがが私の初フランスでした。
当時のイギリスメシに辟易していた私は、無性に本場のフランスパンを食べたくなり、その町のパン屋へ入り、もう売れ残りの時間かなと思いながらもカウンター越しにバケットを指さしました。店の人は折り紙ぐらいの小さな紙にバケットの中央だけを包み、笑顔と一緒に私へ手渡してくれました。


日本では過剰包装が問題になっていた時代、このシンプルで機能的で明確に役目を果たす完璧な包装は、強いカルチュアーショックを体感したのを覚えています。また、欧州に劣等感を持ったり、迷っていた私に前に進むヒントを与えてくれた気がします。
今年、レジ袋を悪者に仕立て、袋の有料化やマイバッグが普及しました。軽くて丈夫で安くて清潔で加工も自由なポリエチレンフィルムの袋は素晴らしい発明品だと思っています。
海洋プラゴミや地球温暖化を防ぐ目的云々、要はその袋は本当に必要なの?と、自分たちの生活スタイルを見直すためのきっかけということでしょうね。
毎度毎度の「袋はお持ちでしょうか?」では、袋はもらわないものの、私は100均でレジ袋のようなゴミ袋を買ってレジ袋としても使っている悪者です。(555)・・・タイ風の(笑)や(www)です。5の発音がハなのでハハハです。SNS上でよく使われています。
フランスパンの絵です。パンは知っている限りでは15世紀にダ・ヴィンチの「最後の晩餐」のテーブルの上に転がっている固そうなパン、美術の教科書でおなじみのフェルメールの「牛乳を注ぐ女」(1658年)にみられるブツブツのパンが有名で、ベラスケスをはじめ多くの画家が描いていますが、パンはサブの存在、でもこのマグリッド、セザンヌ、ダリの絵ではパンが主役で存在感があります。
そして、おいしそうでもあります。食べ物の絵はここが大事なところです。
2020年は今日でおしまいです。
たらたらと愚痴を聞いていただいてありがとうございました。
松尾

1865 ポール・セザンヌ


